1
Because I’m happy Clap along if you feel like that’s what you wanna do(Happy/Pharrell Williams)
ファレル・ウイリアムズの"Happy"のMVがちょっとした盛り上がりを見せた。
そもそもYouTubeでの再生回数が2億回に達するというモンスターチューンなのだが、
このタイミングでの反響の引き金として大きかったのは、日本版MVのリリースだろう。
流石NIGOのディレクションとでも言うべき出演者が揃い、
ファレルのファン以外にも届くだけのバリューのあるニュースとなっていた。
しかしながら、このMVの出来自体には賛否両論あり、
今ひとつさ故に一部ではかえって話題になったり、
オリジナル版が再評価されたりと、なかなか「残念」な反響も少なくない。
個人的には、見事なまでにマジックを失ってしまったなというのが正直な感想。
編集の問題か演者の問題か、リズム感は欠落してしまっているし、
肝心の演者も豪華なのかどうか微妙なところ。
オリジナルとの差別化が目的の一つだったであろう
ホワイトバックのスタジオでの撮影は、
街中を自由に踊りまわる奔放な印象との落差が大きく、
凡庸なMVのスタイルの一つに嵌ってしまう結果となった。
では、日本で制作された"Happy"のMVがどれも低調かというとそんなことはない。
中でも、特に魅力的だったのが沖縄版。
ファンメイドと思しきこの作品は、出演した沖縄の人々の性向も相まってか、
日常に溢れる「Happy」が町中から湧き立つような仕上がりに。
土地の雰囲気を伝えるという意味では、観光プロモーション映像としても相当優秀だ。
その他にも、NIGOに先駆けて制作されていた原宿版や、
全国的に広がっている"Happy"の輪自体は面白い。
「恋チュン」に続く定番となるか。
■
[PR]
▲
by taku_yoshioka
| 2014-05-29 23:34
| music
1