power 10 [pt.1]
Fリーグ布教活動第三段。
大枠の話は終わったので、参加チームについて少し細かい部分も交えつつ。
ホームタウンが北のチームから5チームずつ、2回に分けてご紹介します。
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エスポラーダ北海道
2009年から参入したチームの1つで、加入1年目から4位に食い込む大健闘。
2010年のOACでも初となる3位入賞を果たすなど、
フットサルの盛んな北の大地の力をFの舞台でもアピールしている。
(雪が多い北海道では、室内スポーツが盛んなのです)
活動の中心とされているのは札幌市だが、
広く北海道を代表するチームとして活躍。
また、その所属選手のほとんどが北海道出身者であり、
地域性の強さはFリーグの所属クラブの中でも随一だ。
今シーズンは去年までの中心選手が大量に退団し、
若手中心に移行しての再構築をしながらの戦いとなるが、
2009年度の日本人最多得点者であり
昨季もチームの稼ぎ頭だった水上玄太を中心に、
どこまで強豪に食い下がれるかが見もの。
ちなみに、噂レベルで騒がれているカズのFリーグ参加が実現した場合、
所属先はエスポラーダ北海道になるという説が濃厚(スポンサーが共にLEOC)。
ステラミーゴいわて花巻
岩手県花巻市をホームタウンとする東北の雄。
しかし、毎シーズン苦しい戦いを強いられており
2009年を除いた3シーズンで最下位の苦杯を舐めている。
東日本大震災の被害も大きい厳しい状況の中、
チーム得点王であり日本代表にも選出されていた渡邉知晃や
熱いキャラクターで人気者だった肥沼謙もチームを去り、
正直なところ状態は相当に良くない。
そんな中、明るい話題となるのが元日本代表の相根澄の監督就任だ。
これまでFリーグに限らずフットサルを広めるべく活動し続けてきた彼が、
初めて本腰を入れて陣頭指揮を執ることになる。
豊かな経験が、数多くの新加入選手を化けさせることに期待したい。
被災地でもある東北の希望の星として、頑張って欲しいチーム。
バルドラール浦安
Fリーグの発足年度から2期連続で準優勝という結果を残し、
幾たびも王者・名古屋を脅かしている名門。
特に2008シーズンは勝点差わずか2で準優勝という、
名古屋を除いてFリーグ史上最も優勝に近かったチームでもある
2009年、2010年と2年続けて6位という結果になってはいるが、
昨シーズンからタクトを振るう岡山監督の下、
下部組織から昇格した若手が定着すれば黄金期の復活もありえる。
そして何より注目は、昨季までスペインで活躍していた高橋健介の電撃入団だ。
日本代表でも中心選手としてチームを牽引する彼の加入は、
バルドラールの攻撃性を高めることは間違いない。
プレデターの血を持つ紅龍の目覚めのときは近い。
府中アスレティックFC
「フットサル」の街と呼ばれる府中を代表するチーム。
念願の参入を果たした2009シーズンは最下位という悔しい結果となったが、
巻き返しを期して臨んだ昨季は最終節まで準優勝を争いながらの4位。
惜しくも入賞こそ逃したが、存在をアピールした。
昨シーズンまで選手として同じピッチの上に立っていた伊藤雅範新監督が
今年こそ優勝を狙いに来ることは間違いない。
実際、名古屋の対抗馬として十分に期待できるだけの補強が今シーズンは行われた。
その名古屋から「モンスター・レフティー」完山徹一が加わったかと思えば、
昨季のウイダー・パワー・リーダー(得点王)である山田ラファエルユウゴも入団。
ここに、日本代表の上澤貴憲やタイ代表のルーチャイなどの中心選手がフィットすれば、
絶対王者を陥落させることも夢ではない。
全チームが狙う王者の首にかなり近いチーム。
ペスカドーラ町田
いくつもの伝説を残したカスカヴェウを前身とし、
関東フットサルの歴史そのものであるといっても過言ではないスター軍団。
古くからの人気選手を多く擁するだけあり、その期待度は高い。
ツボにハマったときに見せる爆発的な得点力は驚異の一言で、
恐ろしい数のシュートが相手ゴールに襲い掛かる様子を昨季は何度も観た。
反面、難のあるディフェンスから失点を重ねてしまうケースも多く、大敗を喫することも。
その課題である守備を含めて、話題性のある新加入は無し。
となると、日本国籍を取得した本田真琉虎洲(ジャッピーニャ)や、
金山、市原といった元代表陣や、横江の復活・奮闘に命運は託される。
伝説の復活は、町田サポーターでなくても楽しみにしてしまう、
全フットサルファンの希望だ。
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次回は残り5チームを紹介。
by taku_yoshioka
| 2011-07-08 23:59
| sports