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いつからか、タイポグラフィに惹かれるようになった。
それは組み方の面白さによるところも大きいのかもしれないけれど、
バランスが整ったフォントの文字はその一つ一つ自体がそれだけで美しい。
BLUE NOTE作品のジャケットによくあるような、
文字組みのみのデザインや写真に文字をあしらっただけのデザインは、
余計なものがなく洗練されていて今見ても充分にクール。
この展示で強く印象に残ったのは、
2011年現在において最新型とされるデザインのヒントや
場合によっては解答そのものの歴史の古さ。
今風のWebサイトのデザインを思わせるような文字組みや、
印字と手描き文字の使い分けは、100年近く前のポスターにすでに行われていた。
文字の活かし方の手法は、そのまま拝借しても通用してしまう。
だから逆に言うと、そこまで劇的な変化も遂げていない分野であるようにも感じた。
デザインの「基礎科目」の一つを学んだような気分でした。
by taku_yoshioka
| 2011-02-02 12:38
| musium