second program
あだち充短編集"ショート・プログラム"の第2弾。
恋愛模様を軸にした青春ストーリー一辺倒だった前作とは違い、
触れ幅が大きく広がってバラエティ豊かに仕上がっている。
"帰り道"は余韻の残し方に重きが置かれているし、
超短編の連作"5×4P"のナンセンスさはある意味で超あだち充ワールド。
"ゆく春"のような「嘘」の扱い方も彼らしさがたっぷり出ている。
そんな中、やっぱりひっかかってしまった"途中下車"。
前作と同じく「実は」をキーにして作られていて、
あまりに出来すぎていて非現実的な、
だからこそせめて作り話の中だけでも浸りたい青春譚。
こうなると第3弾も読む、しかないですね。
by taku_yoshioka
| 2010-10-17 23:48
| comic