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体が動けば心は動き出す 心が動けば体は動き出す(三宅洋平/手芽口土)

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犬式のフロントマンだった三宅洋平が
バンド解散後の修行期間に行ってきたソロライブの中から、
2009年3月に下北沢のヘンプレストラン麻にて行われた
シークレットライブの様子をパッケージ。
2011年8月現在、(仮)ALBATRUSの音源はまだリリースされていないので、
この作品が今のところの最新作ということになる。

ソロライブとは言え、活動休止直後ということもあって
実質犬式のベスト盤的な選曲。
前半こそゆったりとスタートするが、
弦を張り替えてからの流れとバイブスの高まりは怒涛の一言に尽きる。

犬式関連作品唯一のライブ盤として臨場感は存分に感じられ、
広くはないであろう会場での観客との距離の近さや
三宅洋平が醸し出す暖かいオーラと緊張感を堪能することが出来る一枚。

10月末にリリース予定の第2弾も楽しみです。
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by taku_yoshioka | 2011-09-06 00:02 | music

手から手へ 口から口へ(犬式/手芽口土)

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革新派異端集団が完成させた3rdフルアルバム。
残念ながら犬式としては最後のアルバムになってしまったが、
締めくくりの作品に相応しい完成度である。

まず感じるのがライブ感の強さ。
アコースティックな音色も織り交ぜながら展開される楽曲は、
スタジオ録音ながらも全作品中屈指の生々しさと臨場感。
無駄のないシンプルな音作りながらも骨太だ。

本作の大きな魅力のとなっているもう一つのポイントは、
全トラックが連作であるともいえるほどの連続性。
特に"Beginning of the WW2 with DEVIL"から"貝殻模様"までの中盤~終盤は
トラックこそ分かれているものの、絵巻のように間断なく連なり
一つのチャプターを形成している。
そして、終盤ではインスト曲も増え、徐々に言葉数が少なくなり―。

ストーンした先に最後の砦として待ち受けているのは
長尺のファンキー・ナンバー"volar"。
ギターが響くイントロを誘い水にして、溜めに溜めたエネルギーを一気に解放。
最高に気持ちいい。

最後になるが、序盤のクライマックスでもある"手芽口土"の
「体が動けば心は動き出す 心が動けば体は動き出す」は、
犬式が演ってきた音楽を端的に表している非常に良いライン。
三宅洋平の言葉が心を、バンドが繰り出すサウンドが体を、
相乗効果的に容赦なく揺さぶるのが犬式の踊らせ方だ。

願わくば、一度でいいからライブを生で観たかった。
それだけが悔やまれる。
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by taku_yoshioka | 2011-05-29 21:48 | music

形を超えたところで マラドーナの六人抜き(diego express/犬式)

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濃密かつ斬新な日本語でのレゲエスタイルを提示した前々作、
これでもかという程に色とりどりのマテリアルを詰め込んだ前作を経て、
いい意味で力が抜けた出来に仕上がった2ndフルアルバム。

日本語への拘りも縛りにはならない範囲に留まり、
英語詩も織り交ぜながら自然体で気持ちのよい音の追求へと向かう。
これは、ある意味確固たるスタイルが完成したことの自信の表れでもあり、
The Maytonesの名曲"MONEY WORRIES"をカバーしても、
そこにあるのは紛うことなき犬式のオリジナルなレベルミュージック。

全体を俯瞰すると、タイトル曲"diego express"を山頂に
レゲエ然とした曲の続く前半とギターの音も印象的なロック~ファンク色の強い後半
が力強い稜線を描き出している。

そして、物語は"意識の第三帝国FRESHへの序章"へ。
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by taku_yoshioka | 2011-05-27 23:59 | music

トベヨ ホラトベヨ 今 其処に在る 自由と真実(Life is Beatfull/犬式)

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犬式の1stフル・アルバムにして名盤。

前作ではレゲエの範疇を出ない曲作りだったが、
本作ではロックやファンク、ヒップホップも積極的に取り入れ、
よりヴァラエティ豊かになった楽曲と確かなメッセージがフリーキーに弾ける。

冒頭、静かでありつつも力強い朗読は
自由を希求したアメリカの詩人、ウォルト・ホイットマンの"「草の葉」第32節"より。
このトラックはアルバムの性格を示す非常にいい1曲目であると言える。
本作では三宅洋平のリリックはより扇情的になり、
レベル・ミュージックとしての強度を大きく増しているからだ。

先行リリースされ大きな話題となった"月桃ディスコ"などを挟んで、
ゲストボーカルとの絡みが楽しめる曲が続く。
BUNBUNとのお祭り騒ぎが炸裂するのは犬式には欠かせないフットボールもの、
"西へやってきた東のバムと西の南に居るホーボーのフリーキィなチャント"。
一転して、ゆったりとした曲調の"太陽の女"では、
有坂美香とKeycoを招いて緩く暖めてくる(それにしても贅沢なゲストの使い方)。

そして、"一番星狂う"を皮切りにキラーナンバーが立て続けに放たれる中盤は、
このアルバムのクライマックスと言っていいだろう。
曲調も含めて突き抜けるような勢いある"Life Is Beatful"と
ラップに近いスタイルで紡がれる"真冬のラスタファリズム"は
タイプこそ違えどどちらも間違いなく名曲だ。

最後を締めるのは夕暮れ時の海を思い起こさせるダビーな一曲"波浪々"。
高揚して心地よく疲れた身体と心に染み渡る。

さあ、ここに収められた分厚い音と言葉にアジテートされてしまおう。
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by taku_yoshioka | 2011-05-09 00:12 | music

月光に踊る葉族葉祭 悟りのリズムを求めて(月光に踊る/犬式)

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曲数こそ少ないものの、濃密に詰まった犬式の1stミニアルバム。
華やかなダンスホールレゲエとは違う、土臭いサウンドが特徴だ。

少し話が反れるかもしれないが「横浜レゲエ祭」の盛り上がりに象徴されるように、
日本のレゲエシーンはダンスホールレゲエが牽引してきた。
よって、当人(達)が意図するしないに関わらず、
生バンドスタイルのレゲエはカウンター/アングラ的な扱いを受ける
(DRY&HEAVY然り、AUDIO ACTIVE然り)。

この辺りの動きがHIPHOPと比較すると面白いところで、
アングラ寄りの作風がシーンを作り上げた日本語ラップの世界と
ドラヘビや犬式が交わったのはかなり自然な流れ。

そんな、ある種のカウンター的意味合いも持った犬式だが、
放たれるメッセージやアティチュードは至極真っ直ぐ。
屈強なビートと一体となって聴く者の心を昂らせる。

イントロの和太鼓に浮遊感のあるギターサウンドが絡み、
そこに「和」の趣を持った言霊を吐き出していく"レゲミドリ"は、
発表から8年を経た今も尚オンリーワンなスタイルの日本語レゲエだ。

一方、自身も高校時代サッカー部のエースだったという三宅洋平の
フットボ-ルへのこの上ない愛情を感じる"フットボールダヴ"では
ダミ声で詰め気味にフロウする部分があったりもして、
あえてベタなことをやっていたりもする(テーマとの折り合いなんだろうけど)。

そして、事実上のラストトラック"東京天使"。
東京に潜むブルースを歌ったこの曲は
最後にしっかりオチがついているのだが、
そのオチが却って東京に住む人間の心の寂しさを思わせて、いい。
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by taku_yoshioka | 2011-05-01 23:59 | music

Ok, it's the stylish century


by takuyoshioka

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