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Now, I'll never dance with another(I Saw Her Standing There/The Beatles)

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ファブ・フォーの「ジョン・レノン」であるレイとの再開、
そして「リンゴ・スター」の役割を担うコンタの合流により、
本来の形での活動へ向けて加速し始めたショウとマコト。

3巻まで来てようやく落ち着いて作品を見られるようになったせいか、
今後が気になる(心配になる)ような部分がちらほら。

例えば、オリジナルを作るというビートルズの姿勢を倣うべきだとするレイと、
楽曲そのものを演奏することを選んだマコトの意見は真っ向からぶつかり合う。
この対立は作品に必要な要素なのは間違いないんだけれども、
「オリジナリティ」についての言及をやりすぎてしまうと、
それこそビートルズそのものの面白さには勝てなくなってしまいそうな気がする。
たぶん、このマンガの「肝」はそこにはない。

また、この二人の関係をジョンとジョージの関係そのものと
クロスオーバーさせていくのかどうかも作品の質に大きく関わるはず。
マコトの揺るがない態度は、正しいかどうかを抜きにして見ていて純粋に気持ちが良いけれど。

とにかく、ファブ・フォーがビートルズに追いつこうが追いつくまいが、
自らで目標を見つけない限りどこかで行き先を見失うことは間違いないでしょう。

(という、オリジナリティの追求がテーマになったりしたらつまらないので、
タイムスリップもののエンターテイメント性もある展開だといいなと思います。)
by taku_yoshioka | 2011-02-16 00:34 | comic

Ok, it's the stylish century


by takuyoshioka