rhythm and blues
今日マチ子の"センネン画報"の1ページ完結の超短編マンガの連続性が
短歌的であると感じたというのはこの前書いたところですが、
枡野浩一の"57577―Go city,go city,city!"も表現の手法はかなり近い。
こちらの場合は、既存の短歌を四コマに割り振って
その上でマンガの方を描き足しているから
制作の工程は違うかもしれないけれど、
瞬間を捉えて短いリズムを繰り返すという点では性格が似ている。
こうすることで、短歌そのものの面白さも伝わりやすくなる面もあり、
句切れをコマの切り替えのタイミングと合わせることによって、
より一層短歌のリズムが映えてくる。
とは言え、その一方で読者の読み方を多少制限してしまう部分もあるので、
一手法として、それ以上でも以下でもない接し方をするのが一番かも。
by taku_yoshioka
| 2010-01-25 00:01
| book